正確な定義はありませんが、私たちの日常生活に潤いをもたらす、精神的な癒しを与えてくれる、食物の殺菌効果がある、体調を整えるなどの効果をもたらす植物を総称してます。世界各地で何百年も昔から言い伝えられてきた先人たちの智恵をまとめたものと言えるでしょう。
また、利用する事で、大なり小なり薬効を得られるとされています。ただし、特に薬用と謳われるハーブの中には、毒性が強く、用法や量を誤ると深刻な中毒症状を引き起こすものもあるので利用には注意が必要です。
ここでは当社で栽培しているハーブだけをご案内しています。
エキナセア |
初夏にかけて美しいピンク色の花を咲かせます。 天然の抗生物質ともいわれ、病気やアレルギーへの免疫力を高めるとされています。ハーブティーやポプリなどに利用されています。 |
ジャーマンカモミール |
欧米で特に人気の高い理由は、子供たちの万能薬といえるからでしょう。民間薬として重宝されています。いろいろな体の不調、特に女性特有の病気や神経障害に対する効果が知られ、更年期の不快も改善するといわれています。 |
シソ |
紫蘇(シソ)は、和食を引き立てる香味野菜として様々な料理に広く使用されています。紫蘇特有の香りの元は、ペリルアルデヒドという成分で、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用もあるといわれています。さらにペリルアルデヒドは、強い防腐作用を持ち、食中毒の予防にも役立ちます。
|
セージ |
セージには強い抗菌作用と抗酸化作用があり、ホルモン分泌や収斂作用も備えているため、老化の防止や更年期の諸症状を改善してくれます。その優れた抗菌作用から、セージティーでうがいをすると風邪や感染症の予防になり、歯肉炎や口内炎にも効果があります。また、セージには五感を活性化させる効能があり、セージティーにして飲むと血液循環を促し、強壮に効果があると言われています。過労で疲れ気味の人におすすめです。 |
タイム |
タイムにはチモールという成分が含まれており、ハーブの中でもナンバー1と言われるほど強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えています。また、タイムは痰を取り除き、気管支からの感染症を防止してくれます。その他にも、疲労の回復や不安・抑うつ状態の改善にも効果があると言われています。 |
チャイブ |
チャイブにはビタミンCや鉄分が豊富に含まれており栄養価が高いことから、貧血の予防によいと言われています。また、このハーブには食欲を増進し消化を助ける作用もあり、食前・食後にハーブティーにして飲むと効果があります。風邪やインフルエンザなどにも有効で、諸症状を抑えてくれます。 |
ディル |
ディルには胃腸のはたらきを調整する効能があり、消化を助けて胃もたれや腹痛を緩和してくれます。 また古来よりディルは母乳の出をよくするとして利用され、鎮静効果があることから子供にも用いられてきました。 その他、このハーブは口臭の解消にも効果があり、おだやかな催眠効果があるため不眠症にも用いられます。 |
フェンネル |
魚料理との相性が良いことで知られるフェンネル。利尿作用で体内の余分な水分を排出し、便秘を解消する作用があると言われています。 また、フェンネルのお茶はスパイシーな香りの中にほのかな甘みがあり食欲を抑える効果があるともいわれています。 |
ミント |
ヨーロッパ原産のシソ科常緑小低木です。清涼感のある、さわやかな香りでおなじみのハーブ。ペパーミント、スペアミント、アップルミントなどさまざまな種類があり、日本のワセイハッカ(コーンミント)も同じ仲間です。特にペパーミントとコーンミントはメディカルミントとして高い薬効で広く利用されています。ミントに含まれる有効成分はメントール。これは医薬品の材料として広く使われています。 消化不良、吐き気、気管支炎、発熱に有効です。 外用・・製油のアロマで不眠症、不安神経症を解消したり、ハーブティのうがいで口臭、頭痛の軽減に利用します。また煎じ液の湿布を捻挫、神経痛、痛風に、かゆみ止めにも有効です。 |
ネトル |
ネトルには血行促進効果があり、ケガの早期回復やリウマチ、痛風、関節炎などにも有効です。ビタミンや鉄分が豊富に含まれていることから、貧血の予防にも効果があります。血液を増やし、その汚れを浄化します。 また、ネトルに含まれているヒスタミンという成分が、喘息や花粉症などのアレルギー症状を緩和すると言われています。 このハーブには消毒作用もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症から守ってくれます。その他、ネトルには強壮作用もあり、体内に活力を作り出します。 |
バジル |
バジルのお茶は、さわやかさの中に甘みが感じられる香りがあり、やや刺激のあるピリッとした味です。 消化器系の不調を改善する働きが強いので、胃腸が弱い人にお奨めです。消化を促進し、腹痛や吐き気を抑えてくれます。 腸内のガスを減らし、通弁を促す効果もあります。 スパイシーな味わいが刺激になって気分を変えてくれるので、イライラするときや、疲れ気味のときに飲んでも良いでしょう。 |
パセリ |
パセリの原産地はヨーロッパ中南部から北アフリカにかけての地中海沿岸といわれています。古代エジプトや古代ギリシャではすでに食用とされ、薬用や歯磨き用としても使われていたそうです。 パセリは栄養が豊富で、抗酸化作用のあるβカロテンや造血作用のある葉酸や鉄、免疫を高めるビタミンCなどさまざまな成分が豊富に含まれています。 また高血圧予防によいとされるカリウムや、便秘改善に効果がある食物繊維、骨を丈夫にするカルシウムやビタミンKなども多めです。 |
マジョラム |
マジョラムには消化促進・食欲増進の効能があると言われており、食前に摂ると食欲を増し、食後に摂ると消化を助けてくれます。胃腸をサポートすると同時に、体内にある毒素の排出も促してくれます。 またマジョラムには鎮静作用もあり、神経を落ち着かせてくれます。夜寝る前にマジョラムのハーブティーを飲めば、ぐっすり眠れることでしょう。 その他、頭痛や歯痛を和らげる効能もあります。アングロサクソンの人々は、頭痛を和らげるためにこのハーブを湿布として利用していたといいます。 |
レモングラス |
レモングラスには抗菌・殺菌の作用があり、風邪の予防に効果的です。またレモングラスは虫が嫌う匂いで、虫除けスプレーなどに使われています。レモングラスの葉をクローゼットに入れておくと虫がつかないとも言われます。 胃もたれや胸やけのするときなどにレモングラスティーを飲むと、胃の働きを助けて消化を促進します。脂肪の分解を促す作用もあり、食後に飲むと胃を落ち着かせてくれます。 また、レモングラスは血行を促進し、腹痛や下痢の緩和にも効果があると言われています。その他にも、このハーブはレモンのようなすっきりとした香りで眠気を覚まし、うつ症状を緩和させてくれます。 |
レモンバーム |
レモンバームには抗うつ作用があり、そのさわやかな香りで不安な気持ちや緊張を和らげて人を幸せな気分にする効果があります。 レモンバームティーにして飲むと、精神を高揚させ、気持ちを明るくしてくれます。将来のことが心配で仕方のない人やストレスで精神的に参っている人などにおすすめです。不眠症や生理不順にも効果があり、このハーブは古くから女性に重宝されてきました。 また消化器系の不調にも効能があり、消化不良を和らげたり、胃の調子を整えてくれたりします。風邪のときに温かなレモンバームティーを飲むと、発汗を促進して体温を下げ、毒素の排出を助けてくれます。 そのほかにも、抗菌作用や抗ウイルス作用があることからアレルギーの予防になると言われています。 |
ローズマリー |
ローズマリーは地中海沿岸地方原産のシソ科の植物です。脱毛・血行不良・消化不良などへの効能のほか、非常に強い抗酸化作用を持ち、ハーブのほかアロマオイルとしても人気があります。古代より記憶力や集中力を高める効能があるとされ、強壮薬、刺激薬としても高い評価を受けてきました。精神を高揚させ、軽い鬱病を和らげる効果もあると言われています また、血管を強くし、血行をうながし、消化機能を高めることで新陳代謝を促進します。抗酸化作用もあることから、アンチエイジングの効果も期待できます。 |
※栽培管理上、商品として扱っていないものもあります。